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【ローズタウン・モーターズ(RIDE)銘柄分析】EVピックアップトラック市場と今後の株価を考察

 

困ってる人
EVでテスラ以外に有望な会社ってあるの?最近はたくさん企業があってどれがいいのかわからないよ

 

EV市場は2020年から成長期に入って新規参入がたくさんいるワン!中でも有望なピックアップトラックメーカーのローズタウン・モーターズ(RIDE)を紹介するワン!
ちゃぴ太郎

 

困ってる人
聞いたことないけど、どんな会社なのか知りたい

 

今回はローズタウン・モーターズ(RIDE)の紹介をします。調べてみるとかなり有望な会社だと思いました。

 

私は2021年2月10日現在、RIDEに投資をしており、含み益は+30%くらいです。

 

結論

✔️EVフルサイズピックアップトラック【エンデュランス】を発売する

✔️ターゲット市場は業務用EV

✔️業務用EVに競合はいない

✔️差別化技術はハブモーターシステム

✔️車体価格、燃費、メンテ費などのトータルコストが安い

✔️2021年1月時点で10万台、売上60億ドルの予約注文あり

✔️2022年黒字化

✔️テクニカルで三角保合を上にブレイクしそう

 

ローズタウン・モーターズ(RIDE)の概要

企業名:ローズタウン・モーターズ
設立:2018年11月
創業者:スティーブバーンズ
本社:アメリカ オハイオ州 ローズタウン
上場:NASDAQ(RIDE, 2020年10月〜)
業界:自動車(EV専門)

 

ローズタウン・モーターズはアメリカのEVメーカーで、2018年11月に創業しました。

 

業務用のEVフルサイズピックアップトラックの開発をしています。

 

オハイオ州ローズタウンにある工場兼本社は、620万平方フィートと北米3位の広さです。元々ゼネラルモーターズが所有していた工場を買取りました。

 

製品名は【Endurance】です。電気自動車っぽい見た目ですね。

 

 

日本でピックアップトラックはあまり見かけませんが、軽トラとは比較にならないくらい大きいです。社用車がこんなカッコよかったら嬉しいですね!

 

ローズタウン・モーターズを詳しく説明する前に、参入しようとしている米国の自動車市場とピックアップトラックについて説明します。

 

米国の自動車市場とピックアップトラック市場

米国全体の自動車市場は1700万台強を推移しています。ガソリン車もEVも含めた数字です。

 

 

過去5年で少し減少傾向ですが、日本の自動車市場は500万台強なので3倍以上も大きいです。さすが車文化のアメリカ。2020年はコロナウイルスの影響で販売台数が落ちてしまってますね。

 

米国のピックアップトラック市場は260万台前後です。自動車全体の15%をピックアップトラックが占めています。

 

 

ピックアップトラックって意外に大きい市場だと思いました。ローズタウン・モーターズが成長するかどうかは、260万台のうちどれくらいをEVに置き換えていけるかにかかっています。

 

ピックアップトラックの販売台数は自動車市場全体の15%だけですが、全体の利益の90%はピックアップトラックと言われています。

 

ピックアップトラックの利益率が非常に高いことがわかりますね。

 

1車種の利益率の正確な数字は見つけることができませんでしたが、様々なデータを組み合わせて計算すると売上高税引前利益率で20%〜30%はありそうです。ちなみにトヨタは8%くらいなので高いですね。

 

ピックアップトラックはファンが多く、指名買いなので高くても売れています。

 

米国の車種別の販売ランキングTOP6

2019年、米国の車種別の販売ランキングを見てみましょう。

 

フォードFシリーズ:

89万6526台

ラム・ピックアップ:

63万3694台

シボレー・シルバラード:

57万5569台

トヨタRAV4:

44万8068台

ホンダCR-V:

38万4168台

日産ローグ:

35万447台

 

TOP3がすべてピックアップトラックです。小型車もSUVも全て含めた販売ランキングのTOP3がピックアップトラックなんて思いもしませんでした。ピックアップトラックの人気は過去何年も変わっていません。

 

TOP4〜6には日本のメーカーのSUVがランクインしています。やっぱ嬉しいですね。

 

1位のフォードFシリーズは4位のRAV4の2倍売れています。

 

日本でも人気のRAV4は、新型モデルが街中を走ってるのをよく見かけるようになりました。RAV4の2倍売れているなんてフォードFシリーズはすごい人気があることがわかります。

 

米国でピックアップトラックが人気の理由

 

アメリカでピックアップトラックが人気の理由は主に3つあります。

 

便利に使える(大きい商品を積める)

“力強さ”や“男らしさ”

保険料が安い

 

業務用で重要なのは大きい商品や荷物を積めることです。

 

一般人でも日常的に大きい荷物の買い物をする人が多いみたいです。仕事でも大きな荷物を豪快に載せてそうです。

 

男らしさとかはアメリカらしいです。保険料が安いのも良いですね。

 

日本メーカーのSUVは、”男らしさ”の物足りなさを感じるのかもしれないですね。

 

ピックアップトラックは、日本の道路を走るには大き過ぎますし、駐車場も止められない家が多いと思います。

 

米国でピックアップトラックが人気なのは、広大な土地があるアメリカならではとも言えます。

 

ローズタウン・モーターズ(RIDE)の分析

出所:ローズタウン・モーターズHP

 

ここまで読んでピックアップトラック市場が大きいこと、利益率が高いこと、人気があることはわかったと思います。

 

ガソリン車ではありますが既存プレイヤーが強くポジションが確立されている中、ローズタウンモーターズはピックアップトラックの市場で勝てるかを説明します。

 

ローズタウン・モーターズの歴史

ローズタウン・モーターズはバーンズ氏よって2018年11月に創業されました。

 

歴史は浅いので主な出来事を年表で見てみます。

 

年数 主な出来事
1998年 バーンズ氏がワークホース(WKHS)を創業。電動商業バン販売。
2018年
11月
バーンズ氏がローズタウン・モーターズ(RIDE)を創業。
2019年
11月
GMローズタウン工場を買取。約2,000万ドル(非公式情報)。
2020年
7月
最初の車種『エンデュランス』を一般公開。
2020年
10月
NASDAQ上場。6億7,500万ドル調達。
2021年
1月
予約注文が10万台。予想売上高60億ドル。
2021年
エンデュランスの製造販売開始予定

 

創業からNASDAQ上場まで2年しか経っていません。すごいスピードですね。

 

2021年1月時点で予約注文が10万台あり、予想売上高は60億円です。

 

創業者スティーブ・バーンズ氏

ローズタウン・モーターズの創業者であるスティーブ・バーンズ氏は、EVの商用バンの会社であるワークホース(WKHS)の創業者でもあります。

 

ワークホースは1998年に創業しているので、このころからEVに目をつけていたなんて先見の明があると思います。顧客はDHLやFedexなど大企業が名を連ねています。

 

EVで起業〜製品化〜上場まで持って行った経験があるバーンズ氏は、ローズタウンモーターズにとって非常に強みになります。

 

バーンズ氏はワークホースでEVの配送バンやっているとき、ピックアップトラックにもEV化の需要があることに気がつきました。

 

しかしピックアップトラックは、エアバッグや衝突テストなど規制上の問題がたくさんあり、かなり高額な費用がかかります。商用バンとは異なる難しさがあります。

 

バーンズ氏は別の会社を立ち上げてEVのピックアップトラックを開発することにしました。

 

バーンズ氏以外の主要な社員として、テスラ、トヨタ、ヒュンダイなど完成車メーカーで経験を積んだ人が多く在籍しています。

 

ワークホースで培った技術を使用

メインの技術はハブモーターシステムです。

 

ハブモーターシステムとは、タイヤのホイールの中にモーターを入れて動かす技術です。

 

詳細な技術は割愛しますが、メリットだけ紹介します。

 

車を組み立てる部品が少なくできる

車体が軽くなる

メンテナンス費が安い

 

ハブモーターシステムはワークホースで開発した技術であり、ローズタウンモーターズはワークホースと技術を使わせてもらうライセンス契約をしています。

 

売上の1%をライセンス料として払うみたいですが、本当に1%なら良心的な価格です。創業して日が浅いですが、ワークホースで長年開発してきた技術を使えるのは強みになりますね。

 

またローズタウンモーターズのエンデュランスが狙う市場は、業務用です。

 

業務用においてトータルコストが非常に大切な購買要因(KBF)になるため、メンテナンス費が安くなるのは非常に価値があります。

 

車を組み立てる部品が少なくなることで、製造が簡単になります。工場では年間60万台生産できるようになりました。さらに部品点数が減ることで衝突安全性能も上がりました。

 

良いことだらけのハブモーター技術です。特許は抑えていそうなので他社がそのまま真似することはできません。

 

GMローズタウン工場を買収

 

2019年にGMローズタウン工場を丸々買収しました。北米で三番目に大きい工場です。買収条件などは非公開ですが、2,000万ドルと言われています。

 

工場をそのまま買えることはほぼないんですが、トランプ大統領が少し介入したりして運良く設備もそのままで買うことができました。

 

これはテスラがトヨタの工場を買った状況と非常に似ています。

 

組み立てロボットも塗装機械もラインもすべて手に入れることができました。ゼロから投資をするよりはるかに低コストです。

 

この工場でGMはシボレークルーズを年間40万台生産していましたが、ローズタウンモーターズのエンデュランスは構造が簡素化されているため、年間60万台生産可能です。

 

工場周辺にはGMで働いていた人がたくさんおり、ローズタウンモーターズが生産をするときには熟練者を再雇用することができます。

 

ローズタウンモーターズには、GMで働いていたヒト、GMの工場設備などのモノ、上場によるカネの経営資源が揃っています。技術もワークホース時代に蓄積してきた技術もあります。

 

自動車製造において最も乗り越えるのが難しいのが、量産です。開発品として数台を作れたとしても、製造ラインを組み立て量産になるとうまくいきません。量産化の目処がつかずいつの間にかキャッシュアウトし潰れる会社がたくさんあります。

 

ローズタウン・モーターズならなんとか量産開始をしてくれるんじゃないかと期待しています。

 

生産・販売実績

2021年2月、衝突試験などを行うためのプロトタイプの生産を開始しました。プロトタイプを顧客に使ってもらうフィールド試験を始める可能性があるみたいです。

 

販売実績はまだありませんが、予約注文は10万台あります。これまでの予約注文の推移です。

 

時期 予約注文数と予想売上 従業員数
2020年8月 2.7万台(売上14億ドル) 100人
2020年10月 4万台(売上20億ドル) 200人
2020年11月 5万台(売上30億ドル) 250人
2021年1月 10万台(売上60億ドル) 343人

 

全て業務用(フリート用)です。1社あたり600台が平均注文数みたいなので、170社くらいから注文があったことになります。

 

しかしまだ量産ラインは完成しておらず、本当に量産できるかが今後の勝負どころだと思います。

 

エンデュランスはコストが安い

 

エンデュランスは競合製品よりトータルコストが200万円くらい安いです。

 

業務用はコストが安いことが非常に重要なので、徹底的にコストを安くしたからです。

 

エンデュランスと、販売台数1位のフォードF-150 LARIAT 4WDを比較してみます。

 

  エンデュランス FORD F-150 LARIAT
本体価格 52,500ドル 51,775ドル
補助金 ー7,500ドル
燃料費(8千km/年×5年) 5,200ドル 14,278ドル
メンテナンスコスト 1,800ドル 5,125ドル
トータルコスト 52,000ドル 71,178ドル
差額 19,178ドル  

 

燃料費で100万円弱も違いますね。ハブモーター技術のおかげで車体構造が簡易化されているので、メンテナンスコストも安いです。電気自動車なので燃料費も安いです。

 

繰り返しますが業務用のピックアップトラックは、コストが安いことが非常に大切です。

 

企業は利益を出してナンボなので、固定費になる社用車のコストは安く抑えたいからです。

 

普段のビジネスでも、to businessのほうがコストに厳しいですよね。相見積もりとって、値下げ交渉して、、、みたいなのは日常茶飯事です。

 

エンデュランスのトータルコストの安さは”業務用”ピックアップトラック市場で競争優位性につながります。

 

競合

ローズタウンモーターズが販売するエンデュランスは、EVのフルサイズピックアップトラックなので、EVの競合5社と比較します。

 

最初から業務用を狙っている企業はありません。一般消費者向けです。フルサイズピックアップトラックを作る会社もテスラとフォードだけです。

 

つまり業務用のフルサイズピックアップトラック市場はいまのところエンデュランスが独占的だということです。

 

出所:ローズタウンモーターズHP

 

競合はいつ業務用に参入してきてもおかしくないです。

 

最大のライバルはRIVIANです。アマゾンも出資するEVメーカーで非常に期待されており、今年上場の噂もあります。本当は2020年に販売開始だったんですが、2021年6月に延期になっています。

 

テスラのサイバートラックも目が離せません。2021年秋以降に量産開始予定ですが、2021年2月時点でまだ工場が建設中です。間に合うのでしょうか?遊び心がありすぎるデザインですが、すでに予約注文が50万台あります。さすがテスラです。

 

自動車業界は先行者利益がけっこう大きいので、どの会社が量産を開始できるかは必ずチェックしなければいけません。短期的にですが、最初に量産する企業の株価は上がり、他は下がると思います。

 

その他に2社、ピックアップトラックの企業を紹介します。

ハマー:価格1200万円。販売開始2021年下旬

ボリンジャー: 価格1350万円。販売開始2021年中? 

 

財務予測

ローズタウンモーターズが2020年9月に発表した予測損益です。2020年は売上0です。

 

 

2021年度は大赤字ですが、来年度の2022年に黒字化し、2024年にはEBITDAマージン10%超えを予想しています。創業から数えるとテスラの半分くらいの年数で黒字化できることになりますね。

 

具体的な数字を見てみると、2022年の販売台数は3.16万台、売上高は16.9億ドル、粗利益マージンは8.2%、EBITDAマージンは0.6%です。

 

3.2万台で黒字になるんだというのが感想です。笑

 

工場と設備を安く買えたこと、従業員の雇用も容易なこと、ワークホースで開発した技術があることなどが要因だと思います。

 

2021年1月11日時点で予約注文は10万台あります。しかしキャンセルはいつでもできるので、生産が遅れたなどがあると他社へ流れてしまう可能性があります。

 

生産開始が予定通り2021年秋にできるかが注目ポイントです。実現できれば株価は成長を続けると思います。

 

テクニカル分析

 

チャートのテクニカル分析は素人同然ですが、教科書に近い形の三角保合を形成しています。上にブレイクしろー!!!

 

 

ローズタウン・モーターズのまとめ

✔️EVフルサイズピックアップトラック【エンデュランス】を発売する

✔️ターゲット市場は業務用EV

✔️差別化技術はハブモーターシステム

✔️車体価格、燃費、メンテ費などのトータルコストが安い

✔️2021年1月時点で10万台、売上60億ドルの予約注文あり

✔️業務用EVに競合はいない

✔️2022年黒字化

✔️テクニカルで三角保合を上にブレイクしそう

 

ちゃぴ太郎
以上だワン!

 

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